2トントラックの購入を考えている方必見!中古車と新車の比較から見える中古車トラックの利点と購入時に確認すべきこと
「軽トラックでは荷物を積み切れない!狭い現場にも入れて、なおかつ積載がたくさん取れるトラックがいいな」そんな業務を遂行できるのが、2トントラックです。小型で小回りのきく利便性に優れた2トントラックは、ボディーや車幅もコンパクトなので、女性ドライバーや初心者でも運転しやすいトラックです。
そもそも2トントラックとは?
トラックのサイズは軽トラックに続き、1トン車から大型トレーラーまでさまざまです。中でも最も車体が小さく、積載が大きいトラックは2トントラックです。小型トラック車両を比較すると、道路交通法による最大積載量は以下のとおり。
1トントラック最大積載量が1トン未満、2トントラック最大積載量が3トン未満、3トントラック最大積載量が4トン未満です。軽トラでは荷室スペースが足りない場合や、1トン車では積載量がオーバーしてしまうときに、3トン未満も積載が取れる2トントラックが重宝されるのはいうまでもありません。
配送業や運送業、引越し業者には、なくてはならない存在です。この「トラック界の小さな巨人」こと2トントラックは、「街で一番見かけるトラック」の代名詞ともいえるでしょう。
中古車は費用対効果の高さがメリット
トラックは受注生産のため、新車購入の場合は納車までの時間がかかってしまいます。車種によっては、半年から1年待ちもザラにあるでしょう。その点、中古トラックはスピード納車できるのが最大の魅力です。
また、トラックのカスタム部品や付属品は高価なものが多く、新車購入では予算オーバーで断念せざるをえない場合もあるでしょう。ところが、中古トラックの場合、前オーナーによりパーツが付属されていることもあります。
新車を購入することを考えれば、低コストでグレードの高い車種を手に入れることができるのも、中古車の特権といっても過言ではありません。とはいえ、あくまで中古なので、新車のように保障に乏しい点は否めません。中古トラックを購入するにあたって、いくつかの注意点をみていきましょう。
中古トラック販売店で2トントラックを購入する場合のチェック項目
2トントラックに限らず、中古車を購入する場合に考慮すべき点は、耐用年数です。耐用年数とは、わかりやすくいえば資産(車)の使用可能な期間です。通常、新車登録から5年を過ぎているトラックの法定耐用年数は、2年となります。
また、免許区分の改正により、平成29年3月12日以降に普通免許を取得された方は、2トントラックに乗ることができません。準中型免許の取得が必要となっているため、あらかじめ確認しておきましょう。
2トントラック購入前にチェックするべき3つの基準
2トントラックは4トンや大型車両に比べ、比較的維持のしやすいトラックといえます。2トントラックには営業用登録(緑プレート)と自家用登録(白プレート)の2種類の登録方法があり、維持費も若干変わってきます。
自賠責の保険料は、年間で自家用登録なら2万3,970円、営業用なら2万7,900円です。重量税は、自家用登録なら6,600円、営業用登録なら5,200円となります。
2トントラック維持費のコスト削減
お得に維持するための一番のコスト削減は、燃費といえるでしょう。燃費には、メーカーによって違いがあります。平均燃費を把握しておきましょう。FUSO7.29km/1MAZDA8.02km/1ISUZU7.4km/1HINO7.72km/1、次に年式や、値段の比較をしてみましょう。前述したとおり、新車登録から5年を経過したトラックの法定耐用年数は2年です。
つまり、2年以内に故障やトラブルがあるようなトラックを購入してしまっては、元も子もありません。外装、内装、機関の程度や状態をしっかり確認をして、経費を算出しておきましょう。
最後に値段の判断です。程度がいいとすれば、相応の値段がついていることでしょう。通常、需要のある2トントラックの場合、値段の交渉時に極端な値下げをすることは考えにくいです。
もし、そのような場合は、事故歴や修復歴がある可能性を疑ったほうがよいでしょう。メンテナンスが行き届いている車種であるかの整備記録簿を確認して、値段相応の納得のいく車種を購入しましょう。
2トントラックは、軽トラや1トントラックにはない「最小で最大の積載量」を持つ、利便性に長けたトラックです。またバリエーションも豊富で、ダンプ、バンタイプ、平ボディー、移動式クレーン付きなど、あらゆる業種に対応しているニーズの絶えない小型貨物車です。小さな体で、より多くの荷物を運ぶことのできる力持ちといえば、2トン車に他ならないでしょう。それゆえに需要も多く、中古車の見極めの基準が難しいのが現状です。2トラックの中古車購入を検討している場合は、燃費、年式、値段をしっかり見定めるためにも、現車確認をオススメします。積載のみならず、魅力を満載に詰め込んだ最強の一台と巡り合えることを心より願っています。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/