中古軽トラックの購入前・購入後に気をつけるポイントを紹介
軽トラックは、農業・建設業などで高い需要を誇るトラックです。そのため、中古車市場にも多くの軽トラックがあります。本記事では、軽トラックの購入前と購入後の注意点にスポットを当てて詳しく解説します。本記事の内容が、中古軽トラックの購入を検討している人の参考になれば幸いです。
中古軽トラック購入時の注意点
軽トラックの中古車を選ぶ際には、注意すべき点がいくつかあります。
車両の状態
まず、車両の状態をしっかりと確認することが大切です。軽トラックは、仕事で酷使されることが多いです。そのため、外観に傷や凹みがないか、荷台の錆びや腐食、床面の損傷も細かくチェックしましょう。
とくに荷台は頻繁に荷物を載せ降ろしするため、劣化が進んでいる場合があります。
修復歴
次に、修復歴があるかどうかも確認しましょう。修復歴とは、事故などによって大きな損傷を受けた車両を修理した履歴のことです。修復歴がある車両は価値が下がるため、価格が妥当かきちんと検討しましょう。
とくに軽トラックは仕事で使用されることが多いため、修復歴のある車両が多いのが実情です。価格に納得できれば問題ありませんが、可能であれば修復歴のない車両を選ぶのが理想的です。
走行距離の確認
また、走行距離の確認も欠かせません。走行距離が長いほど、車両の劣化が進んでいる可能性が高くなります。軽トラックは10万km以上走っているものも多いため、できるだけ走行距離の短い車両を選ぶことが望ましいです。
車検の残り期間
最後に、車検の残り期間を確認することも重要です。車検の残り期間が短いと、購入後すぐに車検を受けなければならず、追加費用が発生します。しかし、車検の残り期間が1年以上ある車両を選べば、購入後の費用負担を軽減できます。
中古軽トラックの状態を見極めるポイント
次に、中古軽トラックの状態を見極めるためにチェックしたいポイントを紹介します。
外装
外装のチェックでは、車体に傷や凹みがないか、塗装が剥げていないかなどをしっかり確認することが大切です。とくに荷台は荷物を積み降ろしするため傷つきやすく、錆びや大きな傷があれば修理が必要になる可能性があります。
また、タイヤの溝がしっかり残っているかも確認しましょう。溝が少ない場合は交換が必要で、その費用も考慮しておくべきです。
内装
次に、内装の確認です。シートの状態や車内の臭い、清潔さをチェックしましょう。とくに仕事で酷使されていた軽トラックは、汚れや臭いが気になることが多いです。場合によっては、清掃や消臭が必要なこともあります。
また、エアコンやオーディオといった装備品が正常に動作するかどうかも確認しましょう。快適な運転を維持するために、これらの装備品の動作確認は重要です。
エンジン・足回り
さらに、エンジンや足回りの確認も欠かせません。エンジンの始動時にスムーズに動くか、異音がしないか、排気ガスに異常な色がないかなどを確認しましょう。
ブレーキやサスペンションの状態も重要です。ブレーキの効きが悪かったり、サスペンションから異音がしたりする場合は修理しなければいけません。
試乗
最後に、試乗を通じて実際の動作確認をおこないましょう。試乗では、エンジンの調子やクラッチ、ギアチェンジのスムーズさ、ブレーキの効き具合などを確認することが大切です。
また、乗り心地や振動、異音などにも注意を払い、気になる点があれば販売店に相談しましょう。試乗を通じて細かい部分まで確認することで、安心して購入できる中古車を見つけられます。
中古軽トラック購入後の注意点
軽トラックの中古車を購入した後は、適切なメンテナンスと注意を払うことで安全に長く使えます。
定期的なメンテナンス
まず、定期的なメンテナンスが非常に重要です。軽トラックは仕事で頻繁に使われるため、オイル交換やタイヤのローテーション、ブレーキパッドの交換といった基本的な整備を定期的に実施しましょう。そうすることで、性能を保ちつつ車両の寿命を延ばせます。
さらに、異音や異臭などの異常を感じた場合は早めに整備工場で点検を受け、問題が大きくなる前に修理をおこなうことが大切です。適切なメンテナンスは、日常的に注意を払いながら、予防的におこなうとよいでしょう。
適切な保険を選択する
次に、保険に関しても適切な選択をする必要があります。軽トラックを運転する場合、法律で義務付けられている自賠責保険に加えて、任意保険にも加入することが推奨されます。対人賠償や対物賠償、さらに車両保険など、事故や故障に備えて必要な補償を含む保険を選びましょう。
もし軽トラックを仕事で使用する場合は、業務使用特約などの追加補償も必要になります。これらの保険に加入しておくことで、万が一の事故に対する備えをしっかりと整えられます。
日常的なケアを欠かさない
さらに、軽トラックを長く使い続けるためには、日常的なケアも不可欠です。車両を清潔に保つために定期的な洗車をおこない、車内の清掃にも気を配りましょう。これにより、車内外の状態が良好に保たれ、軽トラックの寿命を延ばせます。
また、急発進や急ブレーキを避ける運転習慣を心がけることも重要です。荷物を積む際には、バランスを意識して適切に固定することで、走行時の安定性を保ちつつ事故を未然に防げます。
まとめ
軽トラックの中古車を購入する際には、購入前と購入後の両方で注意が必要です。購入前には、車両の外装・内装の状態や修復歴、走行距離、車検の残り期間を細かく確認しましょう。また、試乗で動作チェックをすることが大切です。
また、購入後には定期的なメンテナンスを怠らず、適切な保険に加入すると軽トラックを長く使えます。さらに、日常的なケアや安全運転を心がけることで、軽トラックを安全に長く使用できます。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/