準中型免許があれば、普通免許では運転できないやや大きめのトラックにも乗ることができます。物流や建設業など、さまざまな場面で活躍する車両を運転できるため、仕事の幅が広がるのも魅力です。本記事では、準中型免許で運転可能なトラックの種類や特徴について詳しく紹介していきます。

18歳から運転可能！準中型免許の概要とは

準中型免許は、2017年3月12日に新設された運転免許制度で、普通免許と中型免許のあいだに位置する資格です。導入の背景には、自動車による交通死亡事故の削減や若年層の雇用促進といった目的があります。この制度の導入により、18歳からより幅広い車両を運転できるようになり、とくに運送業界や物流業界における人材確保の面で大きな影響を与えました。これまで普通免許では運転できなかったやや大きめのトラックも、準中型免許を取得すれば運転が可能になります。

準中型免許は、運転できる車両の範囲が広がることで、仕事の選択肢も増える点が魅力です。とくに運送業や建設業に携わる人にとっては、早い段階で実務経験を積むチャンスが広がります。物流の需要が高まるなかで、準中型免許は今後さらに重要な役割を担っていくでしょう。

準中型免許で運転できるトラックをチェック

準中型免許では、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満のトラックを運転できます。これは、普通免許では運転できないものの、中型免許ほどの制限はないため、物流や建設業など幅広い業界で活躍できる点が魅力です。具体的にどのようなトラックが該当するのか、代表的な車種を紹介します。

いすゞ自動車「エルフ」

「エルフ」は、高い積載能力と優れた燃費性能を兼ね備えた小型トラックです。さらに、安全性能にも力を入れており、ブレーキのアシスト機能「ブリクラッシュブレーキ」や車間距離警報、車線逸脱警報（LDWS）などの先進技術を搭載しています。運転のしやすさと安全性を両立しているため、物流業界をはじめ、多くの事業者から支持されています。

三菱ふそう「キャンター」

「キャンター」もまた、積載量が多く燃費性能に優れたトラックのひとつです。とくに、安全面では衝突被害軽減ブレーキ機能を搭載し、ドライバーの負担を軽減する工夫が施されています。また、世界初の完全電気駆動小型トラック「e-Canter」も展開しており、環境負荷の低減を重視する企業にも適した選択肢となっています。

日野自動車「デュトロ」

1999年に日野レンジャー2/3の後継モデルとして登場した「デュトロ」は、トヨタ自動車との共同開発によって高い品質とコストパフォーマンスを実現しました。燃費効率や耐久性に優れ、幅広い業種で活用されています。また、運転のしやすさにも配慮されており、準中型免許を取得したばかりのドライバーにも扱いやすいモデルです。

準中型免許で乗れるトラックを購入するなら中古が狙い目！

準中型免許で運転できるトラックを探しているなら、中古車を選択肢に入れるのがおすすめです。中古トラックには、新車にはないメリットが多く、コストを抑えつつ実用性の高い車両を手に入れられます。ここでは、中古トラックを選ぶべき理由を詳しく紹介します。

早く納車できるのが大きな魅力

新車の場合、希望する車両がすぐに手に入るとは限りません。ディーラーに在庫がない場合、注文から納車まで数か月待たされるケースもあります。一方、中古トラックの多くはすでに販売店の管理下にあるため、購入手続きを済ませればすぐに納車可能です。車庫証明やナンバー交付の手続きが順調に進めば、最短数日で乗り出せることもあります。すぐに業務で使いたい人にとって、大きなメリットといえるでしょう。

幅広い選択肢の中から最適な一台を選べる

トラックは用途に応じて求められる機能が異なります。中古市場では、基本的なモデルだけでなく、前オーナーがカスタムした車両も豊富に流通しており、用途にぴったりあった一台を見つけやすいのが特徴です。たとえば、小型クレーンを備えたタイプや特定の業種向けに改造された車両も選べます。さらに、すでに導入している車両と同じモデルを揃えたい場合でも、過去のモデルを探しやすいのが中古市場の強みです。

後付け架装がしやすい

トラックを購入する際、コンテナや荷台の架装を検討する人も多いでしょう。しかし、新車では購入価格が高いため「傷がつくのが気になって架装に踏み切れない」という声もあります。その点、中古トラックであれば、価格を抑えられる分、後付け架装にコストを回せるのが利点です。さらに、すでに架装済みのトラックも中古市場には多く流通しているため、条件にあった車両を見つけることが可能です。

まとめ

準中型免許は、普通免許と中型免許の中間に位置し、18歳から取得できる点が大きな特徴です。この免許があれば、運送業や建設業などで活躍できる車両の選択肢が広がり、仕事の幅を広げることができます。人気トラックなども準中型免許で運転できるため、物流や配送業において重宝されています。また、トラックを購入する際は、中古車の選択肢を検討するのもおすすめです。中古車は新車より納車が早く、すぐに業務に活用できるほか、前オーナーがカスタムした車両など、用途に合った一台を見つけやすいメリットがあります。準中型免許の取得を検討している方や免許を活かしてトラックを探している方は、自分に合った車両選びを意識し、最適な一台を見つけましょう。

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