【おすすめ中古トラック】ダンプの特徴と販売価格の相場
中古トラック市場が拡大している中、とくに建設業界で多用されるダンプカーの需要が高まっています。ダンプは大きく分けて3種類の車両で構成され、ミキサー駆動が備わっている1,500トンの車両は、新車で購入すると3,000万円もの高額な費用を要するものです。ここでは中古トラックのダンプに焦点を絞って、特徴や販売価格の相場を見ていきましょう。
ダンプとはどのような自動車のこと?
ダンプカーとは、砂利・コンクリート・廃材等を積載できる車両のことを指します。1,500トンから800トンまでの車両で構成されており、運転するためには大型自動車免許を有していないといけません。
この車両は大きくわけて3種類に分類でき、1,500トンクラスだとミキサー駆動・冷凍庫・荷台の3種類を牽引することが可能です。ミキサー駆動とはコンクリートを積み込むためのミキサーがあるもので、この車両を運転するには大型免許のほか、制御オペレーターの技能も必要です。
1,000トンクラスの車両だとガス・石油タンクを備えたものがあり、この場合は危険物取扱責任者資格が要ります。800クラスなら主に物流配送に使用されるコンテナを積載しており、先述した2種類のような技能資格は要りません。日本国内では需要が非常に高く、2020年5月時点で約140万台もの車両が各現場で使用されているほどです。その大半が建設業界で活躍しており、資材の搬入に利用されています。
以前は漁業分野でも鮮魚の搬出に利用されていましたが、現在では冷凍車両という専用のトラックが用いられています。大量の鮮魚を搬出する際には、後部を冷凍庫に切り替えて利用される場合もあるほど、万能な活躍を見せる車両です。中古トラックの取り扱いの中でも、需要が大きい特徴を持っています。
どうしてダンプは中古市場で需要があるの?
2020年9月現在、全国各地に約8,200件の中古トラック取り扱い会社があります。このうち、約5,400件が東京・大阪・名古屋といった大都市に集中しており、オークション形式から展示即売といったスタイルでトラックが販売されています。軽トラックから冷凍車・クレーン車など多種多様な車両がある中、とくにダンプカーの取り扱い件数が各会社とも多く、年間約260万台もの取引がなされているほどです。
ダンプの需要が中古トラックの中で高い理由として挙げられるのは、新車の価格が高価である点でしょう。新車だと1台あたり1,500トンで約3,000万円、1,000トンで約1,600万円となります。大型で20万馬力というエンジンを有しているため、高額な車両になるのです。数多くの車両を必要とする会社では、すべて新車で揃えるというのは非常にコストがかかるでしょう。
そこで、中古トラック販売会社を利用すれば、数年前に販売された型落ちから、走行距離数が多い車両を割安価格で購入できます。そのため、必然的に購入希望者が集っているというわけです。中古といっても業務を行うのに何ら問題のない車両ばかりで、既に車両検査も済ませた状態となって販売されています。すぐに業務を行えるようになっているのも、購入希望者が多い点といえるでしょう。
販売価格の相場と購入する時のポイント
数多くの中古トラック販売店があるため、購入したい車両の販売価格の相場をリサーチするには時間がかかってしまうものです。インターネットで「ダンプ・中古相場」というワードで検索してみると、各自動車メーカー・販売年数ごとで細かく分類された形でピックアップしているサイトを見つけることができました。ここで記載されている販売価格の相場を3種類の積載容量ごとにわけてみると、1,500トンであれば約1,700万円、1,000トンで約700万、800トンで約300万円となっています。
1,500トンはとくに需要が高いダンプで、国内でもっとも活用されている車両です。新車であれば3,000万円となりますが、中古相場では走行距離が6万キロメートル以下ならおおよそ半額の価格で購入することが可能です。1,000トン容量の車種も物流業界で需要があり、こちらも新車では高額な費用を要します。中古相場では全体的に安定した価格で、新車の約70%程度の相場が提示されていました。
中古でダンプを購入する場合のポイントは、運転席のカスタマイズの確認をするようにしましょう。以前の所有者が自身の好みに応じて、シフトレバー・クラッチ・ハンドル等を改造している場合があります。本来のデフォルトデザインでない場合は運転しづらかったり、道交法に接触したりすることもあるのでこの点は注意深く確認することが大切です。
新車で購入すると高額になるダンプも、中古トラック販売会社を利用すれば半額程度の価格で購入することが可能です。中古であっても業務を行うのに何ら支障はなく、車両検査を終えた形で販売されているので、すぐに活用することが可能です。トラックは応用範囲が広く、多数の業界で使用できます。新車のトラックの購入が難しい場合は、中古を検討してみましょう。中古販売のサイトを探すなどして、比較することも大切です。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/