トラックの種類紹介と中古購入がおすすめな理由!
トラックは用途に応じてさまざまな種類があり、運搬する荷物や走行環境に適した車両を選ぶことが重要です。また、新車に比べてコストを抑えられる中古トラックは、多くの事業者にとって魅力的な選択肢となっています。本記事では、トラックの種類と特徴を紹介するとともに、中古トラックを購入するメリットについて詳しく解説します。
用途に応じたトラックのサイズを知ろう
トラックにはさまざまなサイズがあり、用途や積載量に応じて適切な車両を選ぶことが重要です。小型・中型・大型と分類され、それぞれ特徴や活躍する場面が異なります。ここでは、各サイズの特徴について解説します。
小回りが利く小型トラック
小型トラックは、もっともコンパクトなサイズで、市街地や狭い道路でもスムーズに走行できるのが特徴です。主に宅配便やコンビニ配送、短距離輸送で活躍します。規格としては、全長4.7m以内×全幅1.7m以内×全高2.0m以内で、最大積載量は3.0t以内とされています。小回りが利くため、狭い場所での積み下ろしが多い業務に最適です。
幅広い用途に対応する中型トラック
中型トラックは、小型トラックよりも積載量が多く、ルート配送や引越しなどに多く活用されます。代表的な車両には4t車やさらに積載量を増やした8t車があります。規格としては全長12m以内×全幅2.5m以内×全高3.8m以内で、最大積載量は6.5t以内です。中長距離輸送にも適しており、物流業界では欠かせない存在といえます。
大量輸送に適した大型トラック
最大積載量6.5t以上の大型トラックは、長距離輸送や大量の荷物を運ぶ際に活躍します。10tトラックが一般的で、幹線輸送などで多く使われます。規格は全長12m以内×全幅2.5m以内×全高3.8m以内で、車両総重量は11.0t以上です。なお、大型トラックを運転するには、大型一種免許が必要となります。
トラックの形状ごとの特徴を理解しよう
輸送する貨物の種類や納入先の条件によって、適したトラックの形状は異なります。ここでは、代表的なトラックの形状とその特徴を見ていきましょう。
汎用性の高い平ボディ車
平ボディ車は、屋根のない荷台をもつシンプルな形状のトラックです。最大積載量を多く確保できるため、パレット貨物や鉄鋼などの重量物の輸送に適しています。また、フォークリフトだけでなく天井クレーンを使った荷役が可能な点も魅力です。さらに、高さ制限のある納入先にも対応しやすく、さまざまな業種で活用されています。
クレーン付きで便利なユニック車
ユニック車(クレーン車)は、平ボディ車にクレーンが取り付けられたトラックです。最大の特徴は、クレーンを使って荷台への積み降ろしができる点で、フォークリフトや天井クレーンがない建築現場などでとくに重宝されます。納入先に荷役機械がない場合でも、自力で積み降ろしができるため、幅広い現場で活躍します。
荷物を保護できるバン車
バン車(箱車)は、荷台が箱型になったトラックで、宅配便や引っ越し業者などに多く使用されています。アルミやパネル素材の箱で覆われているため、貨物を雨風や汚れから守ることができます。また、輸送時の荷締め作業が比較的簡単で、デリケートな荷物の運搬にも適しています。
利便性抜群のウイング車
ウイング車は、荷台の側面が鳥の翼のように左右に開く構造をもつトラックです。パレット貨物や長尺貨物の積み降ろしが容易で、物流現場で、もっとも多く利用されています。バン車同様に貨物を保護しつつ、側面からの積み降ろしが可能なため、作業効率が大幅に向上します。
コストを抑えて導入できる!中古トラックの魅力
トラックを購入する際、新車だけでなく中古車も選択肢のひとつとして検討する価値があります。ここでは、中古トラックをおすすめする理由を紹介します。
コストを大幅に抑えられる
トラックは車両のサイズや仕様によっては1台1,000万円以上することも珍しくありません。しかし、中古トラックであれば、同じ仕様の車両をより安く購入できるため、初期費用を抑えられます。浮いた資金を維持費や燃料費、修理費など、ほかの経費に回すことで、経営の負担を軽減できる点も大きなメリットです。
納車までの期間が短い
新車のトラックはディーラーに在庫がない場合、オーダーから納車まで数か月かかることがあります。一方、中古トラックは販売店にすでに車両があるため、購入手続きを済ませれば短期間で納車が可能です。車庫証明やナンバー交付が順調に進めば、数日〜数週間で手元に届くこともあり、すぐに業務を開始できます。
豊富な選択肢の中から選べる
トラックの用途は多岐にわたり、求める条件も企業ごとに異なります。新車では現行モデルしか選べませんが、中古トラックであれば、モデルチェンジ前の車両や生産終了した人気モデルも選択可能です。すでに導入済みの車両と同じ型式をそろえたい場合やコストを抑えつつ性能のよいトラックを導入したい場合に、中古トラックは非常に有効な選択肢となります。
まとめ
トラックを選ぶ際は、用途に適したサイズや形状を把握し、業務に最適な車両を選ぶことが重要です。小型・中型・大型といったサイズや平ボディ車・バン車・ウイング車などの形状によって、積載量や使い勝手が大きく異なります。また、新車にこだわらず中古トラックを選ぶことで、コストを抑えつつ迅速に導入できるメリットもあります。業務内容や予算に合わせて最適なトラックを選び、効率的な運用を目指しましょう。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/