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人気のトラックメーカーはどこ?各メーカーの特徴や車種をご紹介!

公開日:2022/10/15  


トラックメーカーを聞かれたとき、どのようなメーカーを思い浮かべるでしょうか。国内だけでも複数のメーカーがありますが、メーカーごとに特徴があり、希望に合うトラックを購入するには特徴を理解しておく必要があります。本記事では、日本メーカーの特徴と車種を紹介するとともに、海外メーカーについても簡単に紹介します。

トラックメーカーには2つの種類がある

一口にトラックメーカーといっても、メーカーの種類が2つに分かれているということをご存じでしょうか。

トラックメーカーは、どの部分を製造しているかで種類が分かれており、車体メーカーと上物メーカーに分類されます。なお、単にトラックメーカーという場合は、多くの場合で車体メーカーのことを指しています。

車体メーカーとは

車体メーカーとは、トラックの車体に当たる座席や車輪がついている部分を製造しているメーカーです。

上物メーカーとは

上物とは、平ボディ、バン、ダンプ、ウイング、トレーラーなど、トラックを特徴づけている装備をいいます。上物メーカーとは、この上物を製造するメーカーです。

人気の日本トラックメーカー

日本における車体メーカーは、主要4大メーカーが大半のシェアを占めています。

この主要4大メーカーとは、日野自動車、いすゞ自動車、三菱ふそう、UDトラックスの4社です。日本の人気トラックメーカー4社について説明しましょう。

国内トップシェアの日野自動車

日野自動車は、2021年の国内シェアで第1位に立ったトラックメーカーです。「ヒノノニトン」のフレーズで特徴的なCMをご覧になった方もいるでしょう。トヨタ自動車の子会社でもある日野自動車は、エンジンと車両の性能が高いため故障しにくいといわれています。

販売車両は、デュトロ(2トン)、レンジャー(4トン)、プロフィア(10トン)があります。耐久性の高い車両にトヨタ自動車の傘下にあるという安心感から、国内トップシェアを占めるのも納得のメーカーといえるでしょう。

国内最古のメーカーのいすゞ自動車

創業1916年の長い歴史を持ついすゞ自動車は、世界150か国以上で事業を展開するトラックメーカーです。国内シェアは日野自動車に続く第2位で、力強いディーゼルエンジンが特徴です。このディーゼルエンジンにより、積み荷が多いときでも坂道をしっかりと登っていきます。

また、ハイルーフキャビンや高性能シートによって快適な乗り心地を目指しています。販売車両には、エルフ(2トン)、フォワード(4トン)、ギガ(10トン)があります。

長距離運転でも疲れにくい三菱ふそう

三菱ふそうは、2003年にメルセデス・ベンツで有名なドイツのダイムラーの子会社となった、国内シェア第3位のトラックメーカーです。振動が少ないエンジンを特徴としており、走行が安定しているため、長距離の運転でも疲れにくいといわれています。

2017年に国内初の量産型電気小型トラック・イーキャンターを発売しており、環境面でも力を入れています。販売車両には、キャンター(2トン)、ファイター(4トン)、スーパーグレート(10トン)があります。

強力なエンジンとクラッチを搭載するUDトラックス

UDトラックスは、2019年よりいすゞ自動車の傘下に入った国内シェア第4位のトラックメーカーです。UDトラックスの車両は強力なエンジンとクラッチを搭載しているため、大型トラックを牽引の用途で使用する業者に人気があります。

また、衝突被害軽減ブレーキやふらつき注意喚起装置などの安全システムも装備しており、ドライバーの安全運転についても、サポートが充実しています。販売車両には、ガゼット(2トン)、コンドル(4トン)、クオン(10トン)があります。

海外の人気トラックメーカー

日本のトラックについては、国内シェアの大半が日本のメーカーで占められています。しかし、世界市場で高いシェアを占める海外の人気トラックメーカーのトラックも走っていないわけではありません。以下では、日本でも見かける海外の人気トラックメーカーを紹介します。

世界トップクラスのダイムラー

三菱ふそうを子会社としたダイムラーは、ドイツに本社を置く世界トップクラスのトラックメーカーです。世界的なブランドであるメルセデス・ベンツを有しており、日本でもベンツのエンブレムをつけたトラックが走っています。

発進性が良く力強く坂を登るボルボ

ボルボは、スウェーデンに本社を置くダイムラーに並ぶ世界的なトラックメーカーです。日本メーカーとの大きな違いは、トルクの強さといわれています。トルクが強いため、発進性や登坂に優れています。また、キャビンが高いため視界が広くなっています。

V8エンジンを搭載するスカニア

スカニアは、ボルボと同じくスウェーデンに本社を置いており、ダイムラーとボルボに次ぐトラックメーカーです。スカニアの特徴はV8エンジンを搭載している点にあります。振動が少なく高出力なV8エンジンにより、快適かつ力強い走行が可能です。

インド最大の自動車メーカーのタタ・モーターズ

タタ・モーターズはインドに本社を置くインド最大の自動車メーカーです。イギリスに研究開発拠点を持ち、2004年に経営破綻した韓国大宇自動車を買収して、タタ大宇商用車を設立するなど、商用車の販売においては世界5位です。

ちなみに、タタ・モーターズは世界で一番安い車「ナノ」を販売した自動車メーカーとしても知られています。ナノは2009年にインドで販売され、店頭価格は約22万円でした。

まとめ

以上、人気トラックメーカーの特徴の紹介でした。日本のトラックのシェアは国内メーカーでほぼ占められており、海外メーカーのトラックを見かけることはあまりないでしょう。海外メーカーのトラックは、車体サイズが大きいため、狭い日本では走りにくい点や、修理の際に海外から部品を取り寄せる必要があるデメリットが、普及しない理由のようです。安心して運転したいのであれば、人気の国内メーカーのトラックから選べば間違いないといえるでしょう。

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