中古トラックの耐用年数は販売時から何年?目安の考え方
中古トラックを購入しようという人の多くが耐用年数について気になるのではないでしょうか。せっかく中古トラックを購入したのに、直ぐに故障するようでは困ります。こうした情報は販売店舗も中々教えてくれないことがあるので、自分たちでしっかりと分析をすることが必要です。ここではそんな耐用年数について詳しく紹介しましょう。
一体どのくらい持つのかについて詳しく知っておく
中古トラックがどれくらいもつか知っておくことは大変大事です。事前知識があると、より長い耐用年数がある中古トラックを割安で購入できるでしょう。逆に耐用年数が少なくて、数年で故障する車もあります。やはり運送業等で使う中古トラックは、耐用年数が最低でも5年以上はないといけません。これ以上少ないと故障も増えてしまい、トラブルのために苦労することとなります。
そんな耐用年数を調べる方法はさまざまなものがあるのです。まず、素直に販売店舗に聞いてみましょう。よいセールスマンであれば、耐用年数がどれくらいかも教えてくれることでしょう。とはいえ、常に適切な耐用年数を教えてくれるとも限りません。
そもそも中古トラック販売というものはいかに価値が低い商品を高値で売るかによって利益を得ていますから、「この車両は耐用年数が少ない車両です」と正直に答えてくれることはないでしょう。だからこそ自分で目利きをする必要性が出てくるのです。
目利きといってもそこまで大変ではないですから、構える必要もありません。たとえば、保証内容から耐用年数を考察するとよいでしょう。「3年保証」などのような長期保証があれば販売店舗としても「3年は大丈夫だろう」と考えているということです。耐用年数は長くなってきますから、目利きの参考になってきます。
こんな点に注目して目利きをしてみる
逆に保証がないような車両は要注意です。どれだけ見た目がよくても保証がないような車は選ばないようにしましょう。販売店舗は保証をつけて売ろうとする業者がいるため、保証がない場合には避けておくのが無難です。保証がなくてもよい場合は「いつ壊れてもよい」という精神で使うか、部品取り等に使うのもありでしょう。
さらに注目してほしいのがエンジンなどです。もしもエンジンを作動させて、異音がするようならば要注意です。異音は故障の兆候であり、とくにエンジンから異音がしている場合には避けましょう。「壊れたら直せばよい」と思うかもしれませんが、壊れても直せる保証もありません。だからこそリスキーな車両は基本的には避けておくことをおすすめします。
次に走行距離も重要になってきます。走行距離が10万キロを超えてくると一気に故障する確率が増えてくるようです。20万キロを超えるとどれだけ丁寧に乗っていても故障することもあるでしょう。このため、10万キロを下回っている車両をまずは選んでみてください。こうした車両ならば単純に考えて、5年以上は走れることでしょう。ここで気をつけたいのがメーター改ざんの可能性で、ツール等を使ってこうしたことも調べないといけません。
こんなことからも寿命がわかってくる
車両ごとの寿命というものもあります。製造業者によってもまったく寿命が変わってくるものですから、型番を調べてネットでどのくらい寿命があるのか調べておいてください。調べればわかることは面倒がらずに調べておくことをおすすめします。
実際にトラックのボンネットを開けて、整備がどれくらいされているかもみておきましょう。整備がしっかりとされているような車両は、大切に扱われていることもあって長持ちしやすくなります。しかし、まったく整備されずに売りに出されたような車両は、油汚れなどもひどくてひと目でわかることもあるようです。
他に、フレームの傷みも見ておいてください。他の部品が大丈夫であってもフレームが駄目になると話になりません。そのため、故障歴等を見てみるとともに、自動車の下に潜り込んでフレームにガタがきていないかといったことも見ておいてください。複数の業者にみてもらい、セカンドオピニオンを利用するという手もあります。
販売店舗の話だけ聞くのではなく、他の専門業者に来てもらって意見を聞けばより正確な値段などもわかってきます。これによってお得な車両も見つけやすくなってきますから、活用してみましょう。最後に、購入前には値下げしてもらえばさらにお得に買えるようになりますから、交渉してみるのもよさそうです。
中古トラックを購入したい時は、耐用年数について正確に知っておきましょう。あまりにも古くて寿命がない車両を購入すると後悔することにもなりかねません。また、車両を目利きする際にはエンジンの異音なども確かめてみることをおすすめします。トラックの目利きに自信がない方は、複数の業者や詳しい知人などに相談してみましょう。価格だけにとらわれないように注意することが大切です。
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引用元:https://www.isoyama.co.jp/